2023.09.01

PCを自作して時代の変化を感じてみた

今回の私のコラムは、せっかくのお盆休みに…どこにも行かずにPCを自作したお話です。
自作PCには浪漫があります。既製品を買うよりも安くできる(or 同じ予算で高スペックにできる)上、自分好みのケースやパーツを選ぶのも醍醐味です。 

専門的な知識が必要と思われるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。 

今回のコラムではちょっとだけ、皆さんが普段使っているPCの中身がどんなものなのか知ってもらおうと思います。 

最初に、おことわりとして、私は決してその道のプロではありません、本コラムは完全に私の主観で、語弊を恐れない割り切った表現をしますので、悪しからず。 

PCというものは、最低限、次のパーツでできています。 

  • CPU(PCのブレイン)
  • CPUクーラー(CPUが熱中症にならないように冷やす)
  • メモリ(頭の回転の速さ。余裕があると処理が早い)
  • マザーボード(CPUと各パーツをドッキングする基盤)
  • ストレージ(データを記憶する)
  • 電源(コンセントの電気をつないだパーツに供給) 
撮影:KNOSPEAR

これら、すべてのパーツが「マザーボード」につながっていると考えてください。 
PCケースの「電源ボタン」や「USB」を使えるようにするのも、マザーボードの仕事です。 

自作が難しいイメージは、大部分がこのあたりの配線が原因のような気がします。実際には単純(ただし細かい)で、説明書を見ながら対応したピンにケーブルを差し込むだけです。 

最低限、と書いたのは、私はグラフィックボードという追加のパーツを用意しているからです。奮発してRTX4070ちゃんを購入しました。 
これは「描画」に関する処理を専用に行ってくれるパーツです。フレーム単位の操作が勝敗を分ける某対戦ゲームや、高品質なグラフィックと激しいアクションが両立する某ロボットゲーの新作でも、その性能を発揮してくれるはず。

え?教材開発とのつながり…?えーっと、そう、動画編集とかもスイスイ動くよ、多分。

撮影:KNOSPEAR

と、ここまでセッティングしてようやく完成。今回は、私が今まで使っていたCPUは第9世代(2018年)だったので、約5年ぶりの組み立てでした。 

PCの性能は、基本的にはCPUに左右されます。ただ、CPUは新製品になる(世代が上がる)と、取付面の形(ソケット)が変わり、マザーボードも変える必要が出てきます。 

前述の通り、PCはすべてのパーツが「マザーボード」につながっているわけですから、この取り換えは割と面倒だったりします。 

ちなみに、コラムのタイトルにある時代の変化を一番感じたのはストレージでした。 
なんとマザーボードに直接スロットのように差し込めるようになっていました。 
(1枚目の写真の④参照) 
個人データ保存用のストレージとのサイズの差がひどい…小さいうえに容量も約4倍(2TB)あるという。 

たった数年でこれだけ小型化、さらに別電源も要しないとは…時代が加速していることをひしひしと感じました。 

今回私が得た一番の学びは、時代に取り残されないように自分もアップデートしよう、だったのかもしれません。 

Written by Y.Nakai


新聞記事を使ったeラーニングで「社会人基礎力」を養成
独自に定める『8つの力』を身につけよう