2024.04.01
就職活動の際に提出するエントリーシートにAIを活用する学生が増えているとの話が聞かれる昨今。採用側としては本人が考えて書いたものか否かを判定したいが難しくなっています。この際AIを駆使できるのも能力だと割り切って合否を出すのも良いのではないかと思うのですがそうはいかないようです。
そんな中、SPIでの選別がシビアになるのではないかと感じられた大学様より、SPI対策のeラーニングをご提供している弊社に、講座実施のご要望を数多く頂いております。
SPIは言語系、非言語系、性格診断と大きく3つに分類されます。
言語系は記憶しているか否かになるので、必然的に非言語系に割く時間が増えます。非言語系の講座はまず小学生の頃にならった解き方を思い出してもらうことから始まります。損益算、濃度算、旅人算…etc.
連立方程式でも解けるのですが重要なのはスピード。X=〇〇と式を構築している間に刻々と時間は過ぎてしまいます。濃度算や損益算はカテゴリーが違うように見えてその実、パーセンテージを導き出す、又はパーセンテージから導き出す事になるので解き方は同じ。解を導くパターンを限定し素早く答える手法を思い出してもらうのです。
大学受験まではいわば読解のスプリンターだった方も、考え、調べ、相談し、まとめるといった学びのスタイルに変わり、読解のマラソンランナーになっているのです。SPIでよいスコアを出すには当然スプリンターでなくてはなりません。
そのためにはいくつかの秘訣があります。例えばひっかけ問題を見抜くみたいなものですね。問題の難易度を上げるにはいくつかの手法があるのですが、代表的なものに「単位をバラバラにする」だとか「ダミー情報を入れる」といったものがあります。
A君は1周800mで真ん中に60mの橋がかかっている池を…(後略)
このような問題の多くは60mの橋を使わないケースが多いのですが、本当にこの「60」を使わずに解いてよいのかと悩むのです。ここで出題文には使う事のないダミー情報が入っている可能性があると知っていれば、使わない「60」に悩むことがなくなります。こうした数秒の節約も大切なのです。
少しだけ弊社のSPI対策用e-learning教材についてふれさせて頂くと、このようなひっかけ問題対策だけでなく、偶然正解しない仕掛けなども講じています。練習の方が本番よりも成績がよい事はよくあると思いますが、その逆で練習がしっかり難しい。このような条件でこそ、本番でスコアが取れると思うのです。SPI.StudyCampは〇分の1で偶然正解する選択問題に複数の仕掛けを組み込み、本番で慌てない問題を作成しています。
対策講座に話を戻します。講座が終わると質疑応答となるのですが、ここでは解き方の質問よりも性格診断について聞かれることが多いのです。
本来は学生の性格や行動指針がその企業に合っているかを判定する診断に対策要素を入れてよいのでしょうか。大学側の思惑、企業の採用担当者の意見を盛り込みつつ、Vol.2ではSPIの性格診断って対策すべき?について綴ります。
Written by S.Seki
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