2023.12.01

フィットネスアプリ・ゲームの数値で健康改善してみた

4, 007,490

これがなんの数字かわかりますか? 冬のボーナス?前回のコラムで作ったPCパーツの値段? 
いいえ、今年、私がボクササイズで放ったパンチの数です。

少し以前から、世の中ではスマートフォンや、ウェアラブル端末を使ってあらゆる物事を“計測”する試みが加速しています。 
ちなみに、上記パンチ数は『北斗の拳FitBoxing』というNINTENDO SWITCH®のゲームで計測した数値です。 

なぜそんなことをしだしたかというと、コロナ禍によるテレワークで私の体重が激増していたからです。
そこで、運動量の指標として私のスマホ搭載の、万歩計アプリの履歴からグラフを作成してみました。 

単純な平均歩数の比較ですが、昨年と一昨年は今年に比べて半分以下だったことがわかりました。
こうしてデータで明示すると、現実として運動量が足りていないことが分かり、改善に踏み切りやすかったです。 

結果、出勤再開+ボクササイズのおかげで、11カ月で約5kgの減量に成功しました。

ただ……こんな言葉をご存じでしょうか。 

“何かを変えることのできる人間がいるとすれば、その人は、きっと…大事なものを捨てることができる人だ” 

アルミン・アルレルト ©諫山創・講談社/「進撃の巨人

最近アニメで感動の最終回を迎えた「進撃の巨人」のセリフです。 
ここで、万歩計アプリの「1日の歩数の増え方」を見てみましょう。

夜中(1~2時頃)にグッと上がっているところがありますね?これが、私がボクササイズをしている時間帯です。 
つまり、私はこのセリフの通り、生活習慣を変えるために大事なもの(睡眠時間)を捨てたのです。 

お世辞にも良いとは言えない「睡眠」も、今年から配信が始まった「Pokemon Sleep®」で計測しています。 
権利関係でキャプチャの掲載を控え、過去30日分の数値だけ抜粋します。

1日の平均睡眠時間:5時間27分  

1日の平均睡眠時間は5時間半ほど。それも土日の寝坊で嵩増ししてそれなので、平日はほとんど4時間台という有様でした。 

このアプリは、1週間の睡眠リズムを一定にすることを重視しているので、このような「週末に寝不足を解消する」生活だと低評価ばかりです。 
一方、個人差がある「睡眠時間の長短」はあまり評価に関わらないようですが、睡眠時間が短いとポケモンの体力が十分回復せず日中から眠そうにするので、気の毒ではあります。 

運動習慣のように、睡眠についても計測データを元に改善に取り組んでいきたいところです。 

“計測して分析・改善する”という考え方は、弊社のeラーニングで最も重視しているポイントです。正答率や解くのにかかった時間といった一般的な指標だけでなく、解説を読んでいる時間、それを行っている時間帯など、eラーニングならではの様々なデータを集め、活用する術を研究しています。 

Written by Y.Nakai


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