2025.03.07

教育と遊び 遊びと学びと勉強と

先日とある大学生から、SPIが不安でたまらないとの相談を受けました。彼はかなり偏差値の高い大学に通っているため意外でしたが、とりあえずは話を聞くことに。その言い分を要約すると…

・卒業に必要な単位がそこそこ残っているため授業で忙しい
・アルバイトが忙しい
・学生生活の最後だから遊びたい

なるほど。SPIの勉強に充てる時間がもったいないと言う事ですね。敵の姿が見えない戦いはさぞかし不安なことでしょう。

やるべきことが明確になっている。更には明確に期限まで決まっている。この状況ではまさに「JUST DO IT!」なのですが、不安と忙しさから手につかないと言うのです。
お尻に火がついたら火事場のクソ力を発揮しなくてはならないとキン肉マンで習わなかったのでしょうか。

我々の提供する教育コンテンツは「意欲を育てて学んでもらう」スタイルなのですが、ことSPIの教材に関しては、正直全てがそうとは言えない。出題傾向が決まっているからこその、繰り返し問題を解かせる事で回答にかかる時間を短縮しつつ正答を出させるスタイルは試行錯誤しつつ学ぶというより強制的に勉強させるもので、ウキウキやわくわくとは異なるものでしょう。

「学び」「勉強」「違い」で検索すると結構な数のサイトがヒットします。
それらを読むと概ね

・ 学びは自主性が伴う
・勉強は外部の強制から行う

と位置付けられています。
意欲と紐付いた学びには楽しむ要素があるが、必要に迫られて仕方なくする勉強には楽しむ要素が少ない。よくわかります。ですが「ときは今 早期化下知る 企業かな」

楽しいだの楽しくないだのと言ってる場合ではないはずなのです。
寝る時間削ってやりなさいよ!と言いたくなるのをぐっと我慢する私に「アドバイスカモーン!」とニコニコしている彼。SPIのスコアを劇的に改善する魔法の言葉を期待する屈託のない綺麗な笑顔です。私、とっても困ります…

SPIの勉強に手がつかない理由を徹底的にヒアリングするしかないと考え、カモーンを振り切り質問攻めにしてあげました。結果「忙しい」は言い訳で、勉強範囲がかなり広いと愕然とし動けずにいる事、動けないことで敵がさらに大きく見えて何から手を付けていいのかわからなくなっている事がわかりました。
「ボールはともだちこわくないよ」の精神をキャプテン翼から学んできた世代ではないようです。

あなたは今「千里の道なら歩かない」となっているが、本来は「千里の道も一歩から」であるべきなんだ。幸い我々が提供しているSPI Study.Campは数分の隙間時間でも着手できる仕様なので、まずは敵の一部分だけでも知って不安をなくそうねと締めたのでした。

とは言えこれは抜本的な解決とは言えません。
勉強を学びの領域で展開させ、モチベーション高く学習できる教材を創る。今回の事で、相手を閉じ込めるのではなく苦手意識を閉じ込める領域展開の手法を呪術廻戦に学び、取り組んでいく事を誓ったのでした。

Written By S.Seki


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